困っている方に知ってほしい!お洋服を循環させる「リユースプール」@厚木市

こんにちは!
厚木市を起点に食品類の無料提供を行っている「フードパントリーえんむすび」です!

前回までに2回、私たちが行っているフードパントリー活動や想いについて綴らせていただきました。
(こちら)

来月は「9/17(土)」の食品配布を予定しております
※詳細はこちら→https://www.instagram.com/p/Chy0KuRrim3/

厚木市以外にお住まいの方でもお渡し可能です。※配達はしておりません
お困りのひとり親の方、是非お気軽にお問い合わせください。


おかげさまで過去2回の Laugh!さんへの掲載により
たくさんのお問い合わせとご縁をいただきました。

「こういった活動があったことを知りませんでした」
というお声もあり、掲載いただけたことにあらためて感謝しています。

「海老名市には気軽に登録できるフードパントリーがないんです」
ということも、ご利用者の方からお聞きしました。
★もし情報がありましたら是非、海老名市にお住まいの方にお知らせしたいので
私たち「えんむすび」までご連絡いただけたらうれしいです!

さて、今回が最後の掲載になります(悲)
私たちの食品提供と一緒にリユースのお洋服のお渡しをしてくれている
リユースプールさんの活動をご紹介したいと思います。

目次

リユースプールとはどんな活動なの?

『10年後に全てのお洋服が循環している社会に』

という目標を掲げて地域でお洋服を循環させる取り組みを行っています。

インスタと口コミで繋がった方からお洋服を預って、
主にフードパントリーなどに食品類を受け取りにいらっしゃる方へお渡ししています。

インスタ開設から2,000枚ほどが集まり
春からおよそ4ヶ月で110名の方に約1,000枚をお渡ししました。

洋服を必要としている人っているの?

いるんです。

生活に困っている方は食べ物を優先しなければならず、洋服や日用品にまで手が回りません。

洋服を着ない人はいないので一見わかりづらいのですが、
洋服や下着を何年も買っていない方や、ご自身の服をわずかなお金に換えてお子さんの衣服代に充てるなど
服飾面で我慢している方は多くいらっしゃいます。

どうして洋服なの?

お洋服は買うことができなければ、諦められるもの。

あるもので足りるなら我慢できるもの。

食べ物のように生きるために不可欠なものではない。

そのように思いがちですが、洋服は体温を保ち生命維持の役割をしてくれる大切なもの。

そのことはつい忘れがちです。

生活の中で優先順位が低く、お金が無ければ当然のように我慢してしまう洋服ですが、
衣食住と言われるように生命活動にとっても、大切なものであると実感しています。

そして適度な量を所有し定期的に衣服を取り替えることは精神面にも良い影響を及ぼすのです。

例えばちょっと浮かない日でも、衣服を着替えることで気持ちを前向きにしてもらったことはありませんか。

食品を受け取りに来た方へお洋服のご案内をすると「洋服もあるんですか?」と目を輝かせてくださいます。

サイズも好みも違う中で選んでいただくので、ほんの数枚ずつですが、
着られるお洋服を見つけた時にはとても喜んでくださり笑顔になります。

生活が大変な時期にこそ、衣服でメンタル補強をしていただきたいと思います。

着なくなったお洋服はどうしてますか?

お子さんのいらっしゃるご家庭では、
お下がりをもらったりあげたりしながら助け合って育児をしているでしょうか。

成長の早い子どもたちにはお洋服はいくらあっても助かりますよね。

子育て中にはコミュニティで循環させるサステナブルな行動を自然ととっている私たちですが
ご自身のお洋服、大人の家族のお洋服はどうでしょうか?

どこのお家にも余っているから、もらってくれる人もいないし…

着なくなったら処分するしかないよね…

環境省の調べによると、1年間に1回も着られていないお洋服が1人あたり25枚もあると言われています。

みなさまのお宅ではいかがですか?

季節ごとに5~6枚ほどのお洋服。

今年こそはと思いながらも着ていなかったり、
もう着ないとわかっていても勿体なくて大切にしまってあるお洋服、ありますよね?

洋服の行方を知ること

世の中には衣類が溢れていて、その処理方法には限界が近づいているようです。

衣類回収BOXに入れた場合、大量の選別を経て、遠く海外まで運ばれ
もう一度着てもらえるか、はたまた衣類としては役目を終えてリサイクル繊維やウエスになるか。

集りすぎた地域では衣服の墓場が出来ています。

そこには計り知れないエネルギーが使われていて、化学繊維の洋服は環境汚染にも繋がっています。

衣類に限ったことではありませんが、私達はもっともっと少ないエネルギーで
一度作られたものを、まずはそのままの形での再使用(リユース)することを
進めていかなければいけないと思っています。

衣類を集める活動は様々にありますが、
集められた衣類がどこに行って誰に渡っているのかをしっかりと確認して、
どこに寄付するのかを決める責任が消費者にもあると思います。

身近な取り組みとして

フードパントリーえんむすびで、毎月リユース衣類を配布しています。

たくさんの方から預けていただいた食品類と衣類を、
人と人をつなぐ『えんむすび』の想いを感じながら橋渡しさせていただけて、
回を重ねる毎に感謝が募ります。

お住いの地域でこのような活動が存在することを知っていただき、
身近な環境活動として感じていただけたら幸いです。

そして困った時に頼りあえる社会に向かって一緒に進んでいけましたらうれしいです。

【ご協力のお願い】男性物の衣類を募集中

10月に『フードバンクあつぎ』にて学生支援が開催されます。

<以下の「男性物」の衣類を募集しています>
☆Tシャツ・長袖・上着
☆ボトムス(チノパン・デニム・スエットなど何でも)
☆就活に向いているスーツ(無地)ワイシャツ・ベルト
☆買ったりもらったりしたけれど使っていない新品の肌着


衣類の受付は以下までお願いします。

①フードバンクあつぎ
 神奈川県厚木市中町1-8-10
 080-6602-2163
 毎週水曜日と第3日曜日 10時~15時
 「学生支援の衣類です」とお伝えください

② リユースプールのインスタからDM
 https://www.instagram.com/cat.cat405/

主に一人暮らしで厚木市内在住・在学の学生さんに食品・日用品・衣類の配布を行います。

毎回70~100人ほどの学生が来場します。

コロナ禍でアルバイトが減ってしまったり、親からの仕送りが途絶えてしまったりする学生も多く
おしゃれ心はあってもたくさんのお洋服は買えません。

そんな中でのリユース衣類は大変助かるそうです。

男性の衣服は人気ですが集まりづらいため、
少しでもみなさまのお気持ちを集めて応援を届けられたらと思います。

ぜひこの機会に、ご家族ご友人にお声かけいただけましたら幸いです。

洋服が循環する社会に

不要になった服はすぐゴミにせず、資源として生まれ変わらせる時代です。

生地がほころんでも繕ったり、フリーマーケットなどで次に着る人を探したりして
服をもう一度服として利用することを Reuse(リユース) といいます。

1枚の服を何度も循環させることで、ゴミを減らすだけでなく
地球環境への負担を減らすことにも大きく貢献できます。

リユースは生活が困った人のためだけでなく、
環境を守る活動でもあるのです。

是非、今あるお洋服を一度、見直してみてほしいです。

※掲載の内容は、取材時のものとなっております。メニューや営業時間、定休日などご覧いただくタイミングによっては違う場合がありますので、ご注意ください。
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