eスポーツという言葉、聞いたことありますか?
聞いたことあってもなんのことかわからない…。けどこの言葉はピンとくるのでは?
フォートナイト
マイクラ
そうです。私たち親の頭を悩ましてやまない(?)子どもが夢中なゲームたち!
頭を悩ますとは言いますが、真剣に取り組む子どもの姿は応援したくなる気持ちも。
そんな応援したい気持ちにぴったりのフェスティバルが海老名で開催されます。
とはいえ、eスポーツとかっこよくいってもゲームはゲーム。子を応援したい気持ち半面、親としてゲームする子とどう接したらいいか悩むのは世の常。
そこで、今回このeスポーツフェスティバルの協力団体であり、海老名eスポーツ協会会長鶴田さんにeスポーツのこと、子どもゲームのこと、フェスティバルに関することなどを聞いてみました!今回のイベントを通してeスポーツマンシップをしっかり学んで頂きたいと思います。
eスポーツってそもそもなに?
- eスポーツって…そもそもなんですか?
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実は様々な定義があるので、一概には言えないのですが、多くの場面で定義されているのは、対戦型のゲームのことをeスポーツといいます。
一般的にゲームというとドラクエやマリオ、ここ最近だと「あつまれみんなの森」などを思い浮かべるかと思います。
この三つはただのゲームとなり、eスポーツではありません。
対戦型、つまりフォートナイトや、ぷよぷよなどはeスポーツです。
お父さん世代だとストリートファイターをやったことある人いると思いますが、ストリートファイターははまさに元祖eスポーツ。今でも世界中ではやっていますし、世界大会も開かれています。 - つまり・・・マイクラやフォートナイトはeスポーツ?
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フォートナイトはeスポーツです。世界大会なんかもありますね!
マイクラは対戦型ではないですが、マイクラの世界の中で競技が行われているため、eスポーツもできるゲームです。
マイクラの場合、芸術点を競ったりするコンテストもよく開かれています。 - eスポーツの大会などは普段どんなところで行われているの?小学生向けの大会はあるの?
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基本的にはオンラインにはなりますが、大会には世界大会もあれば国内の大会、そして小さなオンライン上での大会と幅広くあります。
フォートナイトでいうと、小さな大会だと毎日どこかしらで(オンライン上で)開催されています。
野球でいうところの、草野球ですね。仲間内だったり、地域で募集したり、主催者もいろいろ。
いろんな人がいろんなところでやっています。
ただ、小中学生向けとなると話は変わってきます。実は、特に小学生向けのフォートナイトのリアルでの公式の大会はあまりありません。(オンライン上ではあります)
というのも、フォートナイトは公式上推奨年齢が15歳以上となっているのです。
これは「だから小学生がやってはだめ!」という意味合いではありません。あくまで、「おすすめは15歳からだよ」と公式がうたっているということです。
でも公式が15歳以上からを推奨している以上、大きな試合として小学生のみを対象にするのは難しいのです。
ゲームの音を聞くと頭が痛くなるママ必見。ゲームと子どものマナーについて
- 子どもがフォートナイトをしていると言葉遣い悪くなっていっている気がします。これ以上フォートナイトをやらせるともっとひどくなるのではないかと不安です。どうしたらいいでしょうか?
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この問題は、とてもよく聞きます。
ほとんどの保護者、特にお母さんが頭を抱えている問題でしょうね。
でも、これの一番の原因は、保護者がフォートナイトを理解しようとしていないのが本質的な問題だと考えます。
子どもがサッカーに夢中になっているとき、少なくとも保護者の方もサッカーのルールを最低限知ろうとしますよね?
子どもが実際に練習している様子も見ると思います。ゲームも同じです。まず保護者が、なぜ子どもがフォートナイトにはまっているのかを勉強してほしいです。
そうすると、なぜ子どもの言葉遣いが悪くなるかがわかってくると思います。
友達と対戦している時、会話の中で言葉が飛び交うのか、それとも一人で夢中になっている時に思わずでてしまうのか。その原因を知ることができます。そして、ゲームを知ったうえで、お子さんとプレイしたり、やっている様子をみたりしたうえで、話し合ってください。その中でルールを決めるのが大切です。
ゲームのルールを知らない人に、ゲームをやるうえでのルールを決められるのは、子どもにとっても混乱のもとですし、言葉遣いにおいても、問題の本質を見失ってしまいます。
ちなみに、本格的なeスポーツの上では、汚い言葉遣いがあると失格になる場合もあります。
結構eスポーツはマナーが徹底しているんですよ。 - 1日中ダラダラとゲームをやっているのが気になります。でも真剣に取り組んでいるのを途中でやめさせてもいいのでしょうか?
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途中で切ってしまうのはダメです。ダラダラとゲームをやっているのが気になるのは、親子で話し合い、ゲームをやる上でのルールが作れていないからだと思います。
フォートナイトだと「次ラストワンゲームね」「ビクロイとれたらおしまいね」といった終わる時のルールを話し合って決めるのが大事です。
でも、もちろんそのルールを作るにはゲームの中身を知らないといけません。
1時間ぴったりでゲームは終わるわけではありません。セーブできるポイントがどこにあるのかがかなり重要ですから。とはいえ、もちろん親子で決めたルールを破っていいというわけではなく、1時間で終わるためには、「じゃあ2試合だけやろうね」とかそういった時間を逆算したルールを作っていくのがおすすめです。 - ゲームって、課金をしないと強くなれない?
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これはまったく関係ないです。
正直課金して強くなるゲームもあるので、ゲーム次第なところではありますが、フォートナイトやマイクラに限って言えば、課金によって強くなるは関係ありません。
本人の腕一つです。
どうせなら目指せ高み!よりゲームを上手にするために必要なことは?
- 集中力ってどうやって身に着けた方がいいの?
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例えば、1時間なら1時間を目安にプレイすることです。決められた時間内に集中してプレイする。
それと、目標を決めてプレイするのもオススメです。マイクラだと、「この建物を作るまで」とかですね。
1時間プレイして15分休憩する。(フォートナイトだと大体2ゲームが目安です)
これは、他のスポーツや勉強と一緒だと思います。自分自身でどれくらいやるかを決めて、その決めたルールのなかではしっかり集中する。そして終わったら休憩するといったメリハリをつけることが大切です。 - どうせなら仲間で活動したい!海老名市内で、子どものクラブチームはあるの?
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海老名内はアマチュアのチームはあります。ただ、小学生向け、中学生向けのリアルなチームはありません。
先にお伝えしたように、特にフォートナイトに関して言うと、推奨が15歳以上なので、小学生チームは作るのは難しいところがあるんです(汗)
でも現在、いろいろ考えてつくれるように検討しています。
ぜひ興味ある人あればぜひご意見くださいね! - マイクラ、フォートナイト それぞれ極めるにはどんなことをしたらよい?
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フォートナイトは、コミュニティ内で大会が開かれていたりするので、オンライン上の大会にでることがレベルアップのキーになります。いろんな人と戦うことでより強くなっていきます。スポーツと同じですね。
ただ、これも保護者がゲームを理解してやらせないと、とても危険です。なぜなら保護者の目の届かないところで、オンラインで知らない人と子供が交流するわけですから。フォートナイトに限らず、オンラインで他者と交流するためには、最低限のネットリテラシーを親子で学ぶ必要はあると思います。
マイクラに関しては、とにかく作ること。そしてほかの人が作った世界を見て真似ることで技術を上げていけると思います。マイクラに関しては職人の世界ですからね(笑) - 今はスイッチでやらせているが、よりレベルあげるとなるとパソコンでやらせた方がいいのでしょうか?
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パソコン、特にゲーム利用に向いているゲーミングPCはあったほうが望ましいです。
プロの世界はゲーミングPCで試合をします。
もちろんパソコンなので、初期投資としては高いですが、「どうせいつかパソコンを買い与えるんだ」ということであれば、早いに越したこことはありませんし、長く触れていればそれだけパソコン自体への理解も増えます。
ただ、もちろんお金もかかることですし、向き不向きもあります。タブレットやスイッチでももちろん問題ありません。
ただ、もしお子さんがプロを目指すのであればゲーミングPCは必須です。
海老名eスポーツフェスティバルについて教えて
- フォートナイトの試合は親子でないといけないのか?友達とではだめ?
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最初にお伝えしたように、フォートナイトの公式の推奨が15歳以上のため、リアルな試合を子ども同士で行うのは推奨されていません。
そのため、今回は親子での参加を必須としています。兄弟姉妹もNGです。 - マイクラは先に3枚のスクリーンショットを提出するとあるが、スクリーンショットをとった後に、建物の内側を作ったりほかの部分をつくってもいいの?
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マイクラのコンテストは、提出される3枚だけで審査員は判断します。なので、後からではなく、スクリーンショットの部分こそ作りこんだ部分をぜひ見せてほしいです。
自分の持つ技術、見せたい世界を作りこんでベストな3枚を提出してください。
18日当日も提出いただいた3枚をもとに発表してもらうので、あとから作った部分を見せる機会はないかと思います。
eスポーツを通して学べることとは
eスポーツについて、結構誤解してたところがあったと猛省!確かにダラダラゲームされると腹立つし、いつまでやってるの!って思っちゃう!でもその腹立つ一番の原因って「自分が理解できない、知らない世界に子どもがいることへの不安」だったりするんですよね。
最後に鶴田さんはeスポーツで学べることについてこうおっしゃっていました。
海老名eスポーツフェスティバルについて
■参加資格:海老名市在住の小中学生
■応募詳細:海老名市内の小中学校で配布された資料をご参照ください。
詳細資料がない場合はお問い合わせください