《子どものいる暮らし・ママライフ》習い事のはじめどきとやめどきどうしてる?後編

8月のコラム 習い事のはじめどきとやめどきどうしてる?の後編です。前編記事はこちらから。習い事の選び方ややめたいと言われたら?について書いてます。後編はチャイルドコーチングマイスター・パーソナルコーチKeiの体験と考察。

2020年夏撮影
目次

3男児をもつ母としての見解と趣旨

我が家の習い事事情

いろんな経験をさせてあげたい、やりたいと思ったらやらせてあげたいけど、違うかもって思ったら時間は有限だからほかの時間に充てさせたい、やめたくなったら別のやりたいことを探すチャンスかもというスタンスで夫婦がいるため、無理強いしない、強制しない。という状態がニュートラルであります。

そのため、これまで我が家の息子たちの習い事は下記。1年未満のものも含まれます。

フットサル、英語リトミック、水泳、ダンス、ラグビー、学習塾、ボーイスカウト

剣道、茶道、書道、英語は通っていた園で毎週カリキュラムとしてさせてもらい継続的に楽しく学べたことに感謝しています。

その子にとってのはじめどきやめどきがある

前編でチラッとお話ししたように、私も夫もいくつか習い事をさせてもらってきました。

夫はエレクトーンをやってみたものの、向いてないと悟り2年弱でやめたそうです。アイスホッケーは、10年以上楽しくて部活と両立して夜遅くまでやっていました。スケートリンクまで通うのも遠く、練習日も多く、当時お父さんは大変だったようですが送迎してくれ今でも感謝しているようです。

私は音楽教室を7年、水泳を覚えている限りで4年やっていました。ベビースイミングから何年かやっていて一度やめ小学生になり再開していますが、選手コース時代は、ビート板で叩かれながらタイムを競って、なんのために自分は通っているのだろうと自問自答を繰り返しながら毎日通っていました。

夫も私も長く続けることができましたが、途中でやめたくなったり、向いている向いていない、合っている合っていない、人とのトラブルがあるとか、好きとか嫌いとか、いろんな思いがあったけど、自分で決めさせてもらいました。私は音楽教室を移ったり、スイミングも途中で選手コースから一般コースに戻ったりとしながらも、やめるという選択をせず、選択権を与えてもらいました。

やめたいと言ったときに、理由が嫌いになったわけじゃなければ、指導者やチームを変えたり、いくらでも継続することはできます。

選択肢を用意できると、ぐっとまた考える余地が広がります。

スキルをつけさせたいのか何を大事にしたいのか

息子たちにはスキルより、継続力より、好奇心でいろいろ試してみることを大事にして欲しい、やりたいことに出会えるチャンスに多く触れさせたい、というのが私たち夫婦の考え方。幼少期に体験から学べる時間は大人の時間とは比較にならないほど大事と感じているからこそ、一つのことに縛られず、わくわくする気持ちを大事にして欲しいと願っています。だから今日現在は長男は学習塾のみ。親は不要説をずっと唱えていたのですが、どうしても行きたいというので行くことになりました。今は部活より勉強が楽しいそう。

小学生の息子二人は0。今は習い事をしていません。日曜日は自然と触れ合ったり、一緒に料理をしたり、自転車やスケボーを楽しんだり、映画を観て感想をシェアしたり、レゴブロックで遊んだり、親子の時間を大事に過ごしています。

私たちが最も大事にしているのは体験。体験から学び、ほかのことに生かす知恵をつけること。本質的な思考を培いたいから時間やお金をどう有効的に使うかを考えています。

お金はザクザク沸いて出てくる無限な資源じゃない。だからちゃんと投資したい。消費するのではなく、自分の血肉とするため、息子の血肉にするために使いたい。だから、私や夫が持っているスキル、ITとか工作とか、そういった継承できるものはお互いに高めあいながら伸ばしていきたいし、自分たちでは教えられないものなら、習い事として委託するという選択。

自分たちが勉強して、継承できるスキルを伸ばせれば一石二鳥以上になるのです。だから、こどもの習い事を考える前に、一緒に学べることや、大人が好奇心旺盛でい続けること、そういったことを軸に時間とお金について考え、学ぶべき習い事として捉えています。

コミュニケーションを大事に、本気で取り組んでみたい!やってみたい!って思ったときに背中を押してあげられる親としての心を育み、生きていく力を培うためのスキルをつけられるようサポートしていきたいなと思って子どもたちとふれあっています。

習い事を考える前に、一緒に学べることを模索するというのは、だいぶ面白い考え方だとは思いますが、私たち夫婦はクリエイティブな仕事をしているが故に、デザイン思考を重要視している側面もあるかもしれません。ないものを生み出すとか、工夫して発展させるなどの思考回路は、いろんな体験が組み合わさって、ヒントをいくつも手繰り寄せることができて初めて形作られていくものです。

モンテッソーリ教育などでも体験から学ぶ重要性は声高に訴えられています。

今回は習い事について、ふとオリンピックを見ていて感じたことから長々と前編後編に分けて考察してみました。

習い事に限らず、何かの決断に悩んだり、考えこんでいる方はお気軽に私と対話してみてください。

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