《子どものいる暮らし・ママライフ》習い事のはじめどきとやめどきどうしてる?前編

せっかく新調した水着を着ることなくあえなく終えていく夏にモヤっと感を払拭できないチャイルドコーチングマイスター・パーソナルコーチのKeiです。

さて、徐々に習慣化された日常に戻っていくわけですが、皆さん、お子さんの習い事ってどんな基準で決めたりやめたりしてますか?今回はオリンピックを見ていてふと思い立ち、習い事について考えてみましたので、何かを決めかねている皆さんのきっかけになれば嬉しいです。

今回は長編になったので前編後編に分けています。こちらは前編です。

目次

習い事の選び方

メディアの影響やオリンピックの影響

オリンピック、パラリンピックは拝見されましたか?パラリンピックの開会式は、多様性がふんだんに表現され、障がいのある方がたのパフォーマンスや選手が力強く国旗を高らかに掲げ楽しげに入場するシーン、様々なことを感じて涙しました。

習い事もこういった外圧を受けての影響というのが多分にあります。錦織選手の活躍した頃はテニスが流行し、イナバウアーの頃はフィギュアスケート熱が高かった。スケートリンクに足を運んだ人も多かったではないでしょうか。うちの夫は学生時代の習い事で、アイスホッケーをやっていたので、今でも家族で割と頻度の高い遊びになっています。

今季オリンピックを終えて、習い事になりそうな競技として賑わいをみせているのが、スケボーのようです。女子スケボーのラストシーンに感動した方も多かったでしょう。技を魅せるだけでなく、一緒に戦った他国の選手が称賛し、肩に担がれるシーンは涙なくしては見られませんでした。危険なスポーツで、技が難しいことは本人たちが一番理解している、そんなライバル選手たちが称賛しあっている姿には感動しかありませんでした。そして、はじめてオリンピック競技になったことで、男子女子ともにすご技を目の当たりにした人が多かったことも、必要アイテムが手軽なことも一因でしょう。けれどスケボーパークに遊びに行った際に、独自に仕入れた見知らぬパパさんからの情報によれば、スニーカーもボードもすぐに磨り減るから消耗サイクルは早いとのことですので、ここに記載しておきますね。

ワールドカップがあると、サッカー、ラグビーなどメディアの影響を受けて、習い事となるスポーツ人口が増えます。挫折や努力まで伝えてくれるテレビの影響は大きく、入り口としては、子どもが夢をイメージしやすく、始めやすい習い事のように思います。

そんなミーハーな始め方でも、本人がやってみたいならやってみるのがいいですよね。何事も始めてみなくてはわからない!!

親が習ってたもしくは習いたかったこと

親自身が習っていた習い事や、習いたかったけれど叶わなかったことをさせるケースも多いでしょう。

私たちは自分が経験してきたことについては、同じような経験をしてほしいなどの理由から勧めがちです。私もピアノを7年習っていたので辛かったことが多かったにも関わらず、習いたいと言ってくれたら嬉しいなと実家からピアノを運んできました。残念ながら息子3人、誰もやりたいと言わないのでオブジェと化していますが、押し付けるつもりはないので目に入るところに置いておくだけにとどめて弾きたい時に触る程度です。

またまたオリンピックを見ていて気づきましたが、自分の経験と照らしてモノを見ることが往々にしてありますね。イギリス人は紳士だな(旅行中優しくしてもらった経験から)。ボスニアヘルツェゴビナ人は美女が多いし優しそうだな(オンライン英会話の先生が美しいボスニアヘルツェゴビナ人だった経験から)。タイ人はたくましいな(旅行中いつもバスが満員御礼のギューギュー体験から)。

こんな風に、自分の小さな経験を大きな括りと結び付けて判断します。それは、自分がサッカーやっていたからサッカーやると体力がつくし協調性がつくとか、水泳は心肺機能があがるし忍耐力がつくとか。もちろん、そういった面もあるんですけど、ほかにもそういったことが身につくモノはあるし、違った面もある。偏った意見かもしれないっていうことは念頭に置いておきたいです。

時代に即した必要そうな習い事

プログラミングは時代にマッチした習い事かもしれません。こちらではわが子が体験してきた記事が載っています。

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英会話も必要になってくることは間違いないです。学校で膨大な時間学んでも話すことが難しい親世代が、子どもに英語が話せるようになって欲しいと願うのは自然な流れでしょう。

不安定な社会を生きていく中で、身に着けておいて欲しい知識などはいくつもあるでしょう。きっと、やろうと思えばいくらでもやれるのでしょうけれど、目がまわるほど忙しく詰め込み学習させる必要はありません。子どもにとって重要なことは、規則正しい生活と安心安全な居場所確保ではないでしょうか。

それらが担保された上で、数ある中から厳選し、兄弟間で調整し、場所や時間、金銭的なことをしっかり考えた上で、納得いくものを選択する必要があります。

習い事をやめたいと言われたらどう対応する?

こどもの気持ちをよく聞き観察して洞察する

せっかく始めた習い事を、やめたいと言ってきたらどうしますか?「やめさせる」と「続けさせる」の割合は、私が調べたサイトの結果によればほぼ半数くらいでした。どちらの結果にせよ、賛成反対意見があると思います。だから悩みどころなのだと思います。

ではどうするか。

まず、はじめにすることと言ったら、こどもの気持ちに寄り添うこと。どうしてやめたいんだろう。なぜやめたいって言うんだろう。

理由もなく、やめたいって言うことはありません。親の気持ちや、家庭の状況も察しているかもしれません。それでもやめたいって言うこの子は、いまどんな気持ちなんだろう。何が起きているんだろう。少し時間をかけて様子を気にかけてみてください。本当の理由がどこにあるのか、洞察しながら、対話を重ねてみてください。

お互いに納得できたら、やめるにしても続けるにしても腑に落ち、わが子にとって良い判断だったと思えると思います。大事なのは、本人がどうせだめだとか自分はできない人間だとかネガティブな体験として残らずにやめられるかどうか。習い事は、はじめよりおわりが肝心な気がしています。

親の意見を押し付けない

子どもが成長していく様を見られるし、叶うことなら続けて欲しい。これから先、この経験がきっと役に立つし、今やめるべきじゃない。「こんなに続けたのに」「せっかく入ったのに勿体ない」など、親御さんにもいろんな意見があるのは自然なことかと思います。

子どもは反射的に、親の喜ぶことを想定して意としたことと別のことを言ったりします。本当の子どもの気持ちを引き出せるかどうかは、親が押し付けないこと、言わせないこと、期待しすぎないこと、本音を言える環境を作ること、普段からの関わり方が重要です。

周りの意見に流されない

ママ友の意見や、先生の意見など、周囲からの圧力も否応なく入ってくるのが現実ですが、習い事をするのはこども自身であり、そのサポートをするのは親です。周囲は関係のないものと割り切って、お子さんのことだけ観察しましょう。


他人の正解は山ほどあります。全部正しいかもしれません。でも、あなたのお子さんの正解は残念ながらわかりません。続けてよかったと思うのも、やめてよかったと思うのも、現段階ではわからないのです。だから、本人が納得できるかたちで決断して、その選択をして良かったねってあとで思えるようにしていく他ないのです。

前編はここまで。後編はこちらから。

習い事における悩みや、夫婦関係のお話しやお子さんとの関係性など、なんでもお話ししていただけます。聞いて欲しいというお話しがある方はお気軽にこちらまで。ゆっくりのんびりお話し聞かせてください。

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